お墓参りをする際には水桶を用意して、墓石に水をかける光景を見かけることがあります。明確な決まりがあるわけではなく、水かけをしない人もいますが、水をご先祖様に飲んでもらう供養として水かけをします。水かけをしたことで、子孫などがお墓参りに訪れたことを、眠るご先祖様に知らせると言うのも理由のひとつです。反対にお墓参りで水かけをしないケースもあり、水をかけるのは墓石ですが、ご先祖様に水をかけているようで失礼と考えて、水はかけないこともあります。信仰をする宗派によっても、お墓参りでの水かけに関して、決まりを設けることがあるので、気になるならお寺に確認をすることです。お水ではなく他の液体となる、お茶やアルコールはお墓にかけてもいいのか、ささやかな疑問も生まれます。亡くなった人が好きだったお酒や飲料を、お墓参りの時に墓石にかけるという行為です。茶類やお酒にジュースなども含めて、混ざり物が含まれる液体は墓石にかけるべきではありません。配合成分が引き金となり、汚れやシミが墓石に付着することがあるためです。