お墓参りのときにお供えする食べもの飲み物

お墓参りの際には飲べものや飲み物をお供えします。この食べもの、飲み物はどのようなものがよいのでしょうか。
よくお墓にお供えされているものは、果物、お菓子、お酒、ジュースです。こういったものが多いのですが何をお供えしなければならないという決まりはないので、故人が好きだったものをお供えするとよいでしょう。
しかし、仏教では肉や魚は「なまぐさもの」といい嫌うことがあります。にんにくやネギなど臭いの強いものも好まれません。また、臭いは周りの迷惑になることもあります。宗派にもよりますが、動物性食品や臭いが強いものは避けた方がよいでしょう。
食べものは直接墓石に置くのではなく、半紙や懐紙の上に置きます。
お酒やジュースを墓石にかける方がいますが、墓石の変色の原因になるので行わないでください。
食べものは鳥に荒されたり、腐ったり、缶の場合は錆びて墓石を傷めてしまうので、お墓参りが終わったら持ち帰ります。持ち帰ったものは食べて構いません。

初盆のお墓参りにネイルをするなら地味に

指先までお洒落に気を遣う女性ですから、爪にはネイルをしている人も多いです。普段は好きなカラーやデザインのジェルネイルをしても、初盆の際にはネイルはしていいのか考えます。故人が亡くなりはじめて迎えるお盆の初盆は、法要とお墓参りが基本的にはセットです。本当に家族水入らずではなく、親戚などの親族や故人と親しかった友人知人なども参列するので、その場にふさわしい恰好をしなければなりません。故人を弔う場においては、派手なネイルをするのはマナーに反する行為です。初盆のお墓参りの際も同じですから、カラフルで目立つようなネイルは、あらかじめオフをしておきます。葬儀は急ですが初盆は日程が事前に決まっており、ネイルをその日までに落とすにも余裕があるため、計画的にネイル対策をすることです。親族だけで初盆をしてお墓参りに行くことになっても、目立つネイルは良い印象を与えません。どうしてもネイルをしたいのであれば、自然に見えるベージュ系などを選ぶことです。

お墓参りの際に水桶を持ち水をかける理由

お墓参りをする際には水桶を用意して、墓石に水をかける光景を見かけることがあります。明確な決まりがあるわけではなく、水かけをしない人もいますが、水をご先祖様に飲んでもらう供養として水かけをします。水かけをしたことで、子孫などがお墓参りに訪れたことを、眠るご先祖様に知らせると言うのも理由のひとつです。反対にお墓参りで水かけをしないケースもあり、水をかけるのは墓石ですが、ご先祖様に水をかけているようで失礼と考えて、水はかけないこともあります。信仰をする宗派によっても、お墓参りでの水かけに関して、決まりを設けることがあるので、気になるならお寺に確認をすることです。お水ではなく他の液体となる、お茶やアルコールはお墓にかけてもいいのか、ささやかな疑問も生まれます。亡くなった人が好きだったお酒や飲料を、お墓参りの時に墓石にかけるという行為です。茶類やお酒にジュースなども含めて、混ざり物が含まれる液体は墓石にかけるべきではありません。配合成分が引き金となり、汚れやシミが墓石に付着することがあるためです。

お墓参りのときの服装

お墓参りに決まった服装はありません。しかし、節度のある服装を心がけたいものです。
お墓参りの際には掃除をするので、掃除をしやすく汚れてもよい服装で出かけるとよいでしょう。ロングスカートのように動きにくいもの、シルクのような汚れてはいけないものは避けることが望ましいです。
服の色にはこれはいけないという決まりはないのですが、静かにお墓参りをしたい人も寺院や霊園には来ていて、派手な服装は不謹慎だと考える人も中にはいます。そのため、周りに配慮をして派手な色の服は避けましょう。目が覚めるような赤、ピンク、黄色などは避けたい色です。
仏教では殺生を嫌います。本物の毛皮やファーでなく作りものでも、殺生を連想させるので避けることが望ましいです。また、毛皮、皮革、ファーなどの副葬は動きにくいので、こういった点でもおすすめできません。
ただし、入学式や成人式など節目の日であれば、晴れ着を着てお墓参りをするのもよいでしょう。晴れやかな姿を見ることでご先祖様が喜んでくれることでしょう。

定期的な普段のお墓参りなら普段着でOK

田舎に帰省をしたりお盆の時にお墓参りに行く人は多いですが、お墓参りに行く際の服装は少し考えてしまいます。法要や法事など年回忌の行事の際のお墓参りであれば、葬儀や告別式と同じように喪服が適切です。でもそれ以外のお墓参りであれば、喪服を着用する必要はありません。身近な親族などの定期的なお墓参りなら、派手過ぎないな装いではない限り、普段着で行って大丈夫です。お墓参りに行くのは、お墓の掃除が大きな目的なら、汚れても構わないような作業着でも構いません。徹底的にお墓の掃除をするとなれば、水を使いますし汗だくになって、足元は土や泥で汚れることは目に見えています。汚れても良いズボンや靴を選び、頭には帽子を被り、手には軍手で汗対策のタオルも持参です。特に掃除をする予定もない、親戚や友人などがお墓参りをするなら、カジュアルな恰好でも構いません。目が覚めるような鮮やかな色だったり、露出が多すぎるようなファッションは控えますが、普通の地味目な普段着だったら大丈夫です。

お墓参りに行けなくてもへこむ必要はなし

年間のうちにに何回か、お墓参りへ行く日がやってきますが、都合によりどうしても行けないこともあります。元来真面目な日本人ですから、お墓参りに行かないでいると、何か災いが起きるのではないかと不安が出てくるかもしれません。結論から言うとお墓参りに行かないために、子孫に不幸が訪れることは無いです。大切なご先祖様を尊び敬い、感謝や報告をするためにお墓参りに訪れます。忙しい毎日を走り続ける現代人ですから、お墓参りに行けなくても、ご先祖様への感謝の気持ちを持ち続けることが大事です。この世に生を受けられたのは、ご先祖様たちがあってこそですから、感謝の気持ちこそが大切になります。その時は予定が立て込んでいて、お盆やお彼岸もお墓参りに行けないとしても、少し先の予定にお墓参りを組み込むのも良い考えです。またお墓参りだけに固着をすることなく、家にお仏壇があるならば、お仏壇に向かってご先祖様に日々感謝をするようにします。

お墓参りには故人が好んだお花を用意

お墓参りではお墓にお花をお供えしますが、ご先祖様と自分の心を、キレイなお花により清らかにするためです。人生の無常観を生花を活けることで表現するという意味もあり、イキイキと若さと美しさが活けたばかりの生花にはあります。周りを明るくするくらい美しい花も、やがて枯れる時がやってきますが、それは人間の一生の様子と重なり、まさに人生の無常観です。何の花をお墓参り用に選べばよいかですが、特に決まりはありません。枯れた後も豪快に散って周りを汚さない種類だとか、長持ちをする強い花や、故人が好んだ種類を選ぶのも良い考えです。強い香りがしたり、棘を持つバラや彼岸花などは、お墓参りにはあまり適してはいません。購入をする場所は自分の利用をしやすい花屋で、お墓参りのための花であることを伝えて、相談するのも良いやり方です。あらかじめ予算を伝えると、花屋の方でも選びやすくなります。お墓参りのお花の予算は、上限を3千円くらいに設定して伝えると、お財布にも大きなダメージにはなりません。

夏場のお墓参りには帽子や飲料も持参を

気温も急上昇をする夏はお盆を迎えることから、全国的にもお墓参りをする人が増えるシーズンです。心地よい陽気となる春と秋のお彼岸の季節とは異なり、真夏は暑さが厳しいため、対策をしてお墓参りをするようにします。強烈な紫外線と突き刺すレベルの陽射しからわが身を守るために、頭には帽子を被ることです。いくつもの種類がありますが、風通しの良い麦わら帽子や、顔に影を作るツバの広いタイプを選ぶこともできます。佇むだけでも汗が噴き出るのが夏のお墓参りですから、ハンカチだけではなく大量の発汗にも対応できる、ハンドタオルもあると便利です。フェイスタオルくらいの大きさなら、首に巻いて発汗をすぐにキャッチすることもできます。長時間を過ごすわけではありませんが、夏のお墓参りは暑さとの戦いなので、山形市で評判のAGA治療を受ける父や自分たち用の飲料も持参をすることです。自販機や売店などの設備がない墓地ならば特に、脱水症状を起こさないためにも飲み物を持って行くようにします。

お彼岸にお墓参りをする理由

春分の日や秋分の日の前後の1週間はお彼岸の時期になり、仏事の行事として供養や自身を省みる機会にするためにお墓参りをする家族が多いです。春分の日や秋分の日は祖先を敬って亡くなった人を偲ぶという意味もあり、古くから伝わる伝統のためいつしか定着しています。お彼岸という言葉は元来は仏教の言葉で、煩悩に満ちた現世である此岸を離れて修行を積むことで煩悩を脱し、悟りの境地に達した世界である彼岸に到達するという意味があります。一般的に使われている彼岸という言葉はその期間に行われる彼岸会の法要を指し、歴史はなんと平安時代の中頃になります。当時は浄土思想が盛んで西に沈む太陽を見て西方極楽浄土を思い描く日想観という修行が行われていました。それをすれば極楽浄土に行けると信じ、お寺で法要が行われたことが現在に引き継がれているようです。このため、お彼岸にお墓参りをする理由として定着し、故人に対して感謝の気持ちを伝える機会になっています。

火葬で一緒に入れてはいけないもの

火葬をするときは、出棺前に「お花入れ」と言う、お花や故人にまつわる品物を棺の中に入れる儀式が行われます。故人の生前の愛用品や好きだった食べ物などを入れることが多いのですが、実は何でも入れていいわけではなく、品物によっては入れてはいけないとされているものもあるのです。
棺の中に入れてはいけないものとしては、金属やガラスなどの「燃えないもの」や、厚手の衣類や分厚い書物などの「燃えにくいもの」がまず挙げられます。そして、缶詰やボールなどの「爆発するもの」や、ビニールやゴムなどの「有毒ガスが発生するもの」もNGだとされているのです。なぜこれらのものがダメなのかというと、一緒に燃やしてしまうと火葬炉や周辺の環境に悪影響が出てしまう恐れがあるからだと言えます。そのため、これらの品物は決して入れないように注意しましょう。また他にも、「生きている人の写真」を入れるとその人があの世に呼ばれてしまうという考えがあるため、一緒に入れないほうがいいとされています。

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