お墓参りに決まった服装はありません。しかし、節度のある服装を心がけたいものです。
お墓参りの際には掃除をするので、掃除をしやすく汚れてもよい服装で出かけるとよいでしょう。ロングスカートのように動きにくいもの、シルクのような汚れてはいけないものは避けることが望ましいです。
服の色にはこれはいけないという決まりはないのですが、静かにお墓参りをしたい人も寺院や霊園には来ていて、派手な服装は不謹慎だと考える人も中にはいます。そのため、周りに配慮をして派手な色の服は避けましょう。目が覚めるような赤、ピンク、黄色などは避けたい色です。
仏教では殺生を嫌います。本物の毛皮やファーでなく作りものでも、殺生を連想させるので避けることが望ましいです。また、毛皮、皮革、ファーなどの副葬は動きにくいので、こういった点でもおすすめできません。
ただし、入学式や成人式など節目の日であれば、晴れ着を着てお墓参りをするのもよいでしょう。晴れやかな姿を見ることでご先祖様が喜んでくれることでしょう。