亡くなられた故人が本当に大好きだったり、強い懐かしさをお墓参りで感じることもあります。その懐かしさゆえに、愛情の深さゆえに、お墓参りで墓石に抱きついてしまわないとも限りません。なぜならばお墓の墓石とは、すでに肉体はないものの、故人そのものといった認識があるからです。心から信頼をして愛情のあった相手であれば、生きている人間としてはそばに寄りたいですし、思わずハグをしたくもなります。でもいくらお墓参りで懐かしさがこみあげても、お墓には抱きつかないことです。ほかのお墓参りに来ている参拝者の視線を気にするというよりも、墓石でトラブルが発生をするリスクがあります。夏のお盆はまさに全国的にも、一斉にお墓参りに出かける機会ですが、猛暑の中のお墓参りはとても暑さが厳しいです。強い太陽の陽射しが照り付ける墓石は、びっくりするほど熱を込めています。うっかり抱きついたら、墓石の熱で火傷をしかねません。墓石は角ばっていますので、抱きついた拍子に角にぶつけて、怪我をしても大変です。抱きつかないのを前提として、懐かしさや愛情に感謝はお墓の掃除などで表現をするようにします。